【書評1】コーチング脳のつくりかた
「コーチング脳のつくり方」を読んだ理由
・コーチングについて理解するため
・実践的なスキルを取得するため
・セルフコーチングを行うため
学び
■コーチングとは、
①その人の「本当の目的・理想」を明確にし、
②それを実現するために「アイデアを持たせ、行動する勇気を与える」こと。
■コンサルとコーチの違い
・コンサル:
クライアントにアドバイスをする=与えるイメージ
クライアント以上の専門的な知識・経験が求められることが多い。
・コーチ:
クライアントに問いをたてる=引き出すイメージ
クライアントに対して、専門的な知識・経験は関係ない。
■コーチングの基本モデル
①相手の軸を知る
→過去の経験や現在の理想から、自分の軸(ウキウキ、夢中)を明確化させる。
②GROWモデルを用い、具体的なゴールとタスクを設定。
・Goal:ゴール
→具体的なゴールを設定
※具体的なゴールを設定するには?:期限を決める、数値化する、達成の可能性がある
ものを選ぶ、一番の目的(ゴール達成後の採取的な目的)と関連しているか、
・Reality:現実
→ゴールから見下ろして、現在とのGAPを把握
・Options:選択枝
→GAPを埋めるための選択肢を出しまくる
・Will:意思決定
→選択肢の優先順位を決め、まず取り組むことを決める。
このサイクルを繰り返し、一歩ずつゴールに近づく
③事前に障害を抽出し、解決策、相談先を決めておく。
→壁にぶつかった際、焦らず対処できるため折れにくい。
④クライアントが設定したタスクを実行
⑤振り返り&次回タスク設定
→実際に行動してみて、感じたことや出来たことを振り返る。
次のタスクを一緒に考える
⑥コーチングセッション前にマインドフル瞑想で、思考をクリアにすることも大事。
■その他大事なこと
・質問で深掘りして、相手の本音(探索した答え)を引き出す。
質問されて即答できること=報告(既に気づいていること)
質問されて黙ってしまうこと=探索(気づいていないこと)
・質問の例
①具体化:「~ってのは?」「例えば?」など
→相手の話を正確に理解するために欠かせない。
②網羅:「他には?」「それで全部?」
→他の選択肢や考えを気づかせる。内側を探索し、知らない部分に気付けるかも。
③目的:「どうして?」「何のために?」
→相手の目的を確認するため。相手の感情(腹がたった)や意思(~したい)
が現れた際にぶつけると効果的。重要な価値観が浮き出てくるかも。
④反芻:「行ってみてどう?」
→振り返ることで、考えの整理と自らを表現できていたかを確認できる。
区切りが良い得や話が落ち着いた時に効果的
⑤抽象化:「つまり?」「まとめると?」
→話を要約しようとすることで、話のエッセンスが明らかになることも。
相手の話が長くなったり、まとまりがないときに用いると効果的。
⑥肯定系:「~でなくて何?」
→何かを否定しているとき(やりたくない等)肯定できる理想を気づかせる
「否定することと引き換えにどうしたいのか?」と問うことで、理想を探索させる。
・コーチのあるべき姿
①無条件の受容
→どんな意見でも受け入れる姿勢、相手もそれを認知している状況
②正確に理解・共感する姿勢
→相手の考えを知ろうとする姿勢。変えようとしてはいけない
③コーチ自身の自己一致
→コーチ自身が本当の目的(ゴール)に向かって生きていること
そのために、コーチ自身がコーチングを受けることも大切。
■備忘録・メモ(深くは書きませんので、興味のある人がリサーチしてみてください!)
・共同体感覚:共同体感覚を持つことで人間は幸せになる。内訳は以下の4つ。
→①所属感 ②自己受容 ③他社信頼 ③貢献感
・マズローの欲求五段階説:
→人間の欲求を五段階のピラミッドで表したもの。土台から満たしていこう。
・ゴールへ推進するために、できる感を与える
→ゴールした自分を五感でイメージする。シチュエーションを設定し実際にロープレ。
・心身の状態は以下の3つを意識すると変わる。byアンソニーロビンス
→①身体(姿勢、表情、行動、動作)、②言葉(発言だけでなく、思考の言葉も)
③焦点(意識を何に向けているか)
・劣等感は理想と現実とのGAPを知るヒント
→劣等感は大事。他人と比較してどこに劣等感を感じているのか明確にしよう。
・課題やや問題の解決=コーチングではない
→問題が解決した世界で掲げた理想=目指すべきゴール
・マインドフル瞑想の効果
→①思考のリセット、②集中力・観察力UP=自他の側面に気づく、③想像力の向上
・勘や直観は大切。
→直観は経験を無意識化で収束させる。自分が望む選択であることが多い。
普段からゴールを五感でイメージしていると、経験が強化され直観が強化される。
まとめ・次回アクション
・コーチングのやりがいはハンパなさそう
・セッションを行いスキルをものにする